髪の長い私は風と涙が嫌いだった。

「というか！お客様ですよね？

いらっしゃいませ！美容室Soiへ！」


『こんにちは。今日はカットだけで』


「こちらへどうぞ」


そう言われて案内された場所に座る。


「今日はどのくらいカットしますか？」


『肩より上位で』


「ボブって感じですか？」


『はい。お願いします。』


「前髪もカットしますか？」


『えっと…』


前髪は美容院にも行く機会は少ないから

長くなっていつもポンパドールにしていた。


『じゃあ、眉ら辺にしてください』


「わかりました！」


「あっ！あの、すいません…

せっかくここに座ってもらったんですけど

シャワー台の方に行ってもらっても

良いですか？」


『は、はぁ…いいですけど』


なんでこっちに案内したんだw


天然さんかな？