叶わないコト。

「おはよう。」

毎朝同じ電車で同じ時間に君に会う。

そこから学校まで一緒に歩いて。


いつも近くに、君の側にいる。



だからこそ、分かってしまう。







君に好きな人がいるコト。







「翔、またあの子の事見てたでしょ?」


「うっせぇ。」
って照れる君に少し胸が痛くなるよ。

振られるって分かっているのに

告白する勇気はないから

私は一生君の友達でいようと思ってた。



でも、どんどん辛くなる。


私の想いに君が気づいて、

いっそのこと気まずくなって

君と離れたい。

君と離れちゃえば

この終わりしかない恋も

諦められるかな、なんて。


気づいて。
気づかないで。

私の想いは矛盾してる。
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