タイトル未決定
晴也「随分冷めてーのな

お前なら涼歌助けるぐらい出来ただろ」


まぁね


でもそれだと


楓恋「それだと今は助かっても絶対同じことが起きるもの。ダメなことといい事ははっきり区別しないとね。

それがすずには足りない。だから今怒ってもらうの。」


晴也「性格悪いな」


そうかしら?


楓恋「性格悪いの基準がこれなら悪いのかもね

でも、怒ってくれる人がいるのは私はありがたい事だと思う。私なんて生まれて17年間誰からも怒ってもらったことなんてない。みんながみんな私の顔色を伺うだけ

それの方がよっぽど可哀想だと思いますわ


その生活になれると自立ができなくなるんですもの。」


晴也「なるほどな。お前が気に入られた理由なんとなくわかった気がする。

ってことで二人いなくなったが、後藤田行くぞ!」



そう言われ私の手首を掴んでどこかに行く荻野


楓恋「ちょっと、待ちなさいよ!」



そう言っては見るものの止まってくれるはずもなくやっと止まってくれた時には私は息が上がっていた



晴也「何、もう生き切れてんの?」



楓恋「生憎様だけどみんなが私の顔色を伺ってばかりだし、私に怪我なんてあれば何が起こるかわからないらしく、運動なんて今の今までしたこともないのよ。」
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