タイトル未決定
晴也「まさか走ったこともないとか…?」


ええ、ないわよ


楓恋「ないわよ。過保護な執事がいるものだから基本は送迎だし、大体ここに来るまで電車やバスなんてものに乗ったことすらないわ」


晴也「どこまでお嬢様なんだよ…」


亮輔「何してたの?随分遅かったみたい…ってなんで楓恋ちゃんだけ?」


なんて説明するのかしらね?


晴也「涼歌の妹は早退した。んで涼歌はこいつに売られた」


楓恋「別に売ってなんかないわよ。ただ一度怒られてきたら?って言っただけ」


亮輔「どういうことかきちんと説明してくれるよね?」


なんで私が…


楓恋「朝亮輔さんが出会った希だけど男嫌いなのよ
朝の握手ですら顔を引き攣らせるほどのね。そんなあの子がここに連れてこられようとして拒まないわけないでしょ?それでずっと嫌がってたのにそこの荻野とかいう人はしつこいし、涼歌は見てるだけだったから後から来た理事長に怒られたそれだけの事よ。

そう言えばみんなも連れてこいってあなた言われてなかったっけ?」


晴也「そう言えばそんなこと言われたような…」



疾風「なんで俺らが…」



楓恋「用があるなら連れていくんじゃなくてお前らが来いってさっきお兄さん怒ってたわよ?」


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