タイトル未決定
涼歌「わかってるつもりだった」



つもりじゃダメなんだよ



また、あの子に何かあってからじゃ遅いんだ


あの時あの子は本当に見ていられないぐらいボロボロだった


オリバーくんがいてくれなきゃあの子は本当に自殺でもするんじゃないかってぐらいやばかった


もうあの時のようなあの子は見たくない


だからこそ涼歌が許せない


涼歌はあの時あの子のそばにいたはずなんだ



日本にいた俺と違って......



だからあの子は知ってるはずなんだ



どこまであの子がボロボロだったのか


事件の半年後に俺はクセルクセスに向かった


その時でも死ぬんじゃないかってぐらい目が死んでた



それ以前はどれだけ酷かったのか俺には想像もつかない



それを見ていた涼歌は、涼歌には



涼太「せめて、男嫌いだってことぐらいあいつらに伝えてくれてたら…希はこんなことにはならなかっただろ」
< 128 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop