意地悪彼氏を愛してる!
「夏帆何処にいるんだよ」
そう呟きながら走っていると二組の教室から泣き声が聞こえた。覗いてみると夏帆が一人で泣いていたのだ。気付かれないように後ろから近付き夏帆に抱き付いた
「ごめん。あれは向こうからキスしてきたんだ。俺からしたわけじゃない」
夏帆は机から顔をあげて涼にきいた
『本当に?本当に涼からしてないの?』
夏帆は目に涙を溜めながらきいた
「あぁ、俺からじゃないんだ。もうこんな事ないようにするから俺を嫌いにならないでくれ」
『涼の事なんて嫌いになれないよ。私が…私が涼に嫌われたのかと思った。もう絶対にこんな事がないようにしてよ』
「あぁ絶対にないようにする。」
そういったあとすぐに涼の顔が近付いてきた。とても優しいキスをした。
「絶対にお前の事なんか嫌いにならない。愛してる」
『私も…涼のことを愛してる』
そう言ってまたキスをした。キスをしているときにいきなり涼の舌が口の中に入ってきて私の舌に絡ませた。
いきなりでびっくりしたが涼に任せてキスをしていた。終わったときに
「大人のキスはど~だった?」
と聞かれたので恥ずかしくて涼の頭を叩いて照れ隠しをした。