僕が小説を書くように
思惑どおりに挑発を
中間テストが終わるのを、僕はじりじりしながら待っていた。
僕だって出題する側で当事者だから、きちんと試験監督はする。
なにを見ても、桃色の妄想が浮かんできてしまう。
束の間幸せを味わい、これじゃいかんと首を振って現世に戻る。
学生には、変なおじさんに見えるらしい。
今も訝し気に、僕を見ている女の子がいる。
別に、僕に惚れているわけじゃないだろう。
相当やられてしまっている。
これも、久しぶりのことだ。
学生の前では分別くさく武装しているが、ただの助平なおっさんに成り下がっている。
誰だって、こんなもんだろう。
時間が来たので、「そこまで」と言って試験用紙への記入をやめさせ、回収する。
採点や成績付けは正直気が重いが、それが済めば彼女と心ゆくまで抱き合える。
前列の学生が、揃って僕をじーっと見ているので、さすがにうろたえた。
僕だって出題する側で当事者だから、きちんと試験監督はする。
なにを見ても、桃色の妄想が浮かんできてしまう。
束の間幸せを味わい、これじゃいかんと首を振って現世に戻る。
学生には、変なおじさんに見えるらしい。
今も訝し気に、僕を見ている女の子がいる。
別に、僕に惚れているわけじゃないだろう。
相当やられてしまっている。
これも、久しぶりのことだ。
学生の前では分別くさく武装しているが、ただの助平なおっさんに成り下がっている。
誰だって、こんなもんだろう。
時間が来たので、「そこまで」と言って試験用紙への記入をやめさせ、回収する。
採点や成績付けは正直気が重いが、それが済めば彼女と心ゆくまで抱き合える。
前列の学生が、揃って僕をじーっと見ているので、さすがにうろたえた。