【完】『雨の日と月曜日は』

少しだけ一徹は考えてから、

「そんなら家まで送ってって、最初から言うたらえぇやん」

と、悪くない感触の返事をした。

「…やったぁ!」

「やっぱりそういうつもりやってんやろ」

と言いながらも、

「家、どこやねんな?」

と地図を見初めていた。



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