【完】『雨の日と月曜日は』

海からほぼ一直線に、地下鉄の駅まで出る幹線の道を、後ろで泉は一徹にしがみついたまま、バイクでグングンと走って行く。

「私ね、二人乗りって初めてなんだー」

泉は言った。

「まぁバイクやとタンデムって普通やけどな」

一徹のライディングが上手いのか下手なのかは泉には分からなかったが、あとで聞くと、スクーターからハーレーまで、何でもこなす手練れらしい。



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