【完】『雨の日と月曜日は』

アップマフラーのサウンドが、ステーを止めてあるサスペンションから伝わってくる。

駐車場に停めると、少しだけ歩いた。

お盆を過ぎた、もう夏休みも終わるという砂浜には、ちらほらビキニ姿のギャルや、それを目当てにしたかとおぼしき茶髪の若者たちが遠くに見えるだけで、人は明らかに少ない。



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