【完】『雨の日と月曜日は』

じゃあまたな、と一徹は帰ろうとした。

「待って」

泉は一徹の腕を掴んだ。

思わず振り向いた。

「…」

気がつくと、泉の顔が目の前にあった。

泉の唇が、一徹のそれに重なっていたのである。

離れた。

「今日はありがと」

「…おぅ」

泉は笑顔で手を振った。



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