【完】『雨の日と月曜日は』

「で、そのはるかさんのことを話してたのは…?」

「あ、麻里菜のことかな?」

「そう、駅前にいた紺ワンピ」

「はるかのいちばん下の妹やがな」

あいつ東京でアイドルやっとるから恋愛禁止やねん、と一徹は言い、

「何せキャンペーンでこっち来たら遊びたいって、前から何度も言うてたし」

確かに泉が見る限り、綺麗な美少女ではある。

「…あたしなんかよりずっと綺麗だよね」

「でも麻里菜のことは、うちは幼稚園ぐらいから知っとって、異性ってよりまぁ娘みたいなもんやな」

そういうと一徹は苦笑いを浮かべた。



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