【完】『雨の日と月曜日は』

手渡された泉は、小箱を開けてみた。

「…えっ?」

見ると指環である。

「これは…?」

顔を上げるといつにない、真っ直ぐな眼をした一徹がいる。

「ま、そういうことやね」

照れ臭そうに笑った。



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