ソルト&ペッパー
私の帰る道と逆の道を指差し、足を止めた。

「あぁ。じゃあな」

手を離し、ひなたに背を向ける。

「あ、ちょっと待ってよ」

私の手をぎゅっと握ってきた。

「な、なんだよ」
「明日、一緒に学校行こ。あと帰ろ」

手を握られているせいで離れられない。
真っ赤な顔もバレる!
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