嫉妬彼氏と誘惑彼氏
私の彼氏
私の彼氏はジャニーズです。

《咲葵side》

「咲葵~」
「・・・」

彼氏の誕プレ探しに夢中で気づいてません。

「さ〜き〜お〜い」
「・・・」
「咲葵っっ!!」
「わっ!はい!!」

マジでびっくりした!焦った!

「何見てんの?」

やばいやばい
バレちゃう!!!
とっさに携帯を隠す。

「な、な、何でもないよ?」
「見せて。」

うわっ〜携帯取られた…
どうしよう。
なんて言い訳しようかな…

「何これ?俺へのプレゼント選び?笑」
「んなわけないでしょ!お、お父さんにあげるの!」
「ふーん。」

そんなことないよぉ〜!
そんな悲しい顔しないでよ!
私はお父さんより涼介を優先するんだから!
嘘ついてごめんね。。

「あ!涼介!」
「ん?なに?」
「明日休み…だよね…?」
「そだけど。なんか予定出来た?」
「あの…その…と、友達と出掛ける予定がありまして。」
「あーそっか。分かった。」
「てか、誰?友達って、」
「あ、高校の時と親友だよ!女の子!」
「わかった。」

本当は女の子じゃないんだよね……
元彼と会う約束なんだ。
そのついでに涼介の誕プレ買うつもりなんだよね…
でも、元彼とか言ったら怒るだろうし…
誕プレの事サプライズみたいにしたいし…
まぁ大丈夫だよね!!

「何が大丈夫?」
「あ、え?!」
「心の声漏れてる。」
「ど、どこからきこえてた?」
「まぁ大丈夫だよね!から。」

ホッ。よかった。
マジで焦った!
今日の涼介、いつもより鋭いな。

「んまぁ、色々と!お、お風呂入ってくる!」
「じゃあ、俺も。」
「は!?!?」
「ダメなの?」

その上目遣い的なのやめてくれぇ〜。
私はいつもウルウルした目に負けてしまう。

「嘘嘘。いいよ。」

ああ〜。また、負けた。
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