涙の、もっと奥のほう。
始まりの日
一夜…母親との再会
人間には忘れたい記憶があるって言うけれど、私には思い出せない記憶の方が断然多い。
どうでもいいような毎日を送っているからとか、何にも考えていないからとか、またそんなのとは違ってなかなか思い出せないことがありすぎるんだ。
中学生の私は今日も悪友と一緒に校舎裏にいる。
親がうざいだの彼氏と喧嘩しただの、騒いでいる悪友たちの話が私には分からない。
私に親がいたなら分かるのに。
彼氏の一人でもいれば分かるのに。
私にはそのどっちも無い。
お父さんもお母さんも、ものごころがついた時にはいなかった。
じいちゃんとばあちゃんに育ててもらった。
ばあちゃんの話だと、お父さんとお母さんは離婚していて、一人で私を育ててくれたお母さんは病気で死んだ…お父さんはどこで何しているかも分からないとか。
どうでもいいような毎日を送っているからとか、何にも考えていないからとか、またそんなのとは違ってなかなか思い出せないことがありすぎるんだ。
中学生の私は今日も悪友と一緒に校舎裏にいる。
親がうざいだの彼氏と喧嘩しただの、騒いでいる悪友たちの話が私には分からない。
私に親がいたなら分かるのに。
彼氏の一人でもいれば分かるのに。
私にはそのどっちも無い。
お父さんもお母さんも、ものごころがついた時にはいなかった。
じいちゃんとばあちゃんに育ててもらった。
ばあちゃんの話だと、お父さんとお母さんは離婚していて、一人で私を育ててくれたお母さんは病気で死んだ…お父さんはどこで何しているかも分からないとか。