前世
やがて授業(じゅぎょう)が始まった。
男子達は、ハンドボールをやっていた。
女子は、バレーだ。
由実とペアで練習をした。
その後、各チームで試合(しあい)をした。
2対3で負けてしまった。
一点差だった。
負けてしまった私達のチームは、男子の応援へと向かった。
ベンチに座り、応援を始めた。
由実『ね、合コンどうだった?』
香織『楽しかったよ。それに、おかげで、付き合うことになったし』
由実『マジで?!良かったじゃん!』
香織『うん。合コンにさそってくれてありがとね』
由実『うん!』
そんな話で盛り上がってた時だった。
『危ないっ!!』
ハッとしてみると、ボールがこちらに向かって飛んできてるのだ。
まずい。
このままじゃ、顔面直撃(がんめんちょくげき)しちゃう!
避(よ)ける余裕(よゆう)さえなかった。