前世
体育が終わり、教室に戻った。
着替えてる時、右腕が急に痺(しび)れた。
たえられなくて、右腕を押さえる。
心配した由実(ゆみ)が保健室まで連れてってくれた。
保健の先生は、少しは休んでいきなさいといった。
ベッドで横になって休ませてもらうことにした。
放課後ー。
由実がカバンを持ち、迎えに来てくれた。
由実『大丈夫?』
香織『うん、もう大丈夫だから。ゴメンね』
由実『いいの。気にしないで』
香織『帰ろうか』
由実『うん』
二人は保健室を出た。
外はすっかり、薄暗(うすぐら)くなっていた。
由実『すっかり、暗くなっちゃったね』
香織『うん』
由実『あ、私これからバイトだったんだ(汗)』
香織『大丈夫だよ。ありがと。バイト頑張って』
由実『うん!じゃぁ、また月曜日ね!』
香織『バイバイ』