前世
デート
土曜日ー。
今日は、健(けん)とデート。
ちょっと、ドキドキする。
待ち合わせ場所の公園へ向かった。
健は、もう来ていた。
香織『ゴメン、遅くなっちゃった』
健『大丈夫だよ』
香織『じゃぁ、行こうか』
二人は、ショッピングモールへ向かった。
さすが土曜日。
予想以上に人が沢山いた。
健『結構、人が多いね』
香織『そうだね』
健『洋服とかみる?』
香織『うん』
私は、お気に入りの洋服屋さんへと向かった。
香織『ね、こっちの服とどっちがいいかな?』
健『うーん…そうだなー…』
香織『それとも、こっちかな?』
健『うーん…それも可愛い服だね~』
香織『迷っちゃうなー』
健『うーん…』
香織『…』
健『…』
香織『今日は、いいや。ゴメンね』
健『え?買わなくていいの?せっかく来たのに』
香織『なんか…いっぱいあって迷っちゃうし』
健『そっか…。じゃぁ、次は俺の服を選んでもらおうかな』
香織『いいよ』
次の洋服屋さんへ足をはこんだ。
香織{男の人の服もいっぱいあるから悩みそうだなー}
健『この服、どうかな?』
香織『それだったら、こっちの方が良くない?』
健『そう…かなー』
香織『?』
健『あまり着ない服だからさ』
香織『そう…』
健『俺も今日はいいや』
香織『え?』
健『それよりさ、せっかくなんだし、カラオケでも行こうよ!』
香織『う、うん。そうだね』