前世
夢の続き~②
カイト『アリス?』
香織『あ…』
カイト『大丈夫?』
香織『う、うん』
あたりは、真っ暗だった。
とても静かで、不気味な鳥たちの鳴き声が響き渡っていた。
これから先、どうなるのか。
これから先、どうするのか。
全てにおいて、不安を覚えた。
カイト『怖い?不安?』
香織『うん…。カイトはさ…平気なの…?』
カイト『嗚呼、平気だよ。だって、アリスが居るんだから』
香織『もうさ…やめよう…』
カイト『え…?』
香織『私…もう、嫌だよ…』
カイト『アリス…?』
香織『一緒に居たくたって…結局、周りから逃げないと一緒に居られないんだもの…』
カイト『…』
香織『こんなの…たえられないよっ(泣)』
カイト『アリスっ!』