前世
始まり
母『香織(かおり)ーっ。いつまで寝てるのー?遅刻(ちこく)るわよー』
階段から響(ひび)く母の声で目が覚めた。
時計を見ると、もう7時45分だった。
香織『いけない!完全に遅刻だーっ!』
慌てて制服に着替え、部屋を飛び出し、階段をかけおりる。
香織『行ってきまーす(汗)』
母『ちょっとーっ!朝御飯(あさごはん)は、どーするのよーっ』
香織『いらなーい』
母『全くもーっ!』
早く行かないと遅刻しちゃう!
急がなきゃ!