俺様ダーリン!?
そしてひなたは言った。

「なあ、俺のギターで…
歌ってくれない?」

………

え゙ぇぇぇぇっ!?

『ちょっ、じょ…冗談でしょ?』

あたしは状況が飲み込めず
聞き直した。

「アホ。
冗談でこんな事言うかよ。

俺と一緒に…
組んでほしいんだ。

店長が言ってたのはこの事。
優花じゃなきゃダメなんだ。
なあ…ダメか?」

真剣な顔で聞くひなた。

さすがのあたしでも真剣に答えなきゃいけない、そう感じた。

だからこそあたしは尋ねた。

『ねぇ、なんであたしなの?
ひなたなら他の子でもいいんじゃないの?』

ひなたは少し黙ったあと、
答えた。
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