俺様ダーリン!?
あたしはその先を言おうとした時━━━━

涙が出てきた。

ポロポロと流れ落ちる涙。

そんなあたしの手をひなたはそっと握った。

“ゆっくりでいいよ…”
あたしはそう言われてる気がした。

あたしはまたゆっくりと話し出した。

『部屋にね…
知らない女の人が居て…
それだけでもショックなのに…その人と浮気してるとこ
見ちゃった…』

あたしは笑って誤魔化した。

するとひなたは
「笑わなくていいよ。
辛かったな。」
そう言ってあたしを抱きしめた。

ねぇ、ひなた。

あたしね、この時の行動が一番嬉しかったんだ。

あたし、いつもひなたに救われてるよ…。

ありがとう、を何回言ってもたりないくらい。


本当にいつもありがとう。

いつか…
あたしもひなたの為に
何か出来ますように…。
< 135 / 358 >

この作品をシェア

pagetop