俺様ﾀﾞｰﾘﾝ!?

音楽教室の近くにある公園だった｡

そう､あたしは昨日呼び出されていた｡

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話があるから
明日17:00｡
公園に来て｡

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手紙を渡してきたのは
高木 紗耶香(ﾀｶｷﾞ ｻﾔｶ)

あたしとは接点はないけど
あたしがひなたといると必ず現れる｡

だから呼び出されたのもひなた関係だろう､と思いながらあたしは向かった｡

紗耶香はひなたと同い年｡
教室にはあたしより遅く入ったのだけど何かとひなたの近くにいる｡
だから､彼女もひなたのこと好きなんだろう｡

公園へ着くと紗耶香はいた｡

『紗耶香さん…
何か用ですか？』

あたしはとりあえず分からないフリをした｡

すると紗耶香は怒ったような顔で､だけど冷静に言った｡

｢ねぇ…､最近ひなたｸﾝといるのは何かの大会にでるからなんでしょ？
なんであなたなの？
あなたの歌､聞いてたけどそこまで上手くないわ｡
なのになんでひなたｸﾝはあなたなんか選んだの？｣