俺様ﾀﾞｰﾘﾝ!?

『ひ…なた…

なんで…ここに？』

あたしが不思議そうに尋ねるとひなたが言った｡

｢なんか…
お前の様子が変だったから気になって…
探してみたらこんなとこにいるし…
大丈夫か!?｣

ひなた……
ごめんね｡
ありがとう…｡

『うん｡
あたしは大丈夫…
それより紗耶香さんが…』

あたしが言うとひなたは紗耶香に近づいていった｡

｢高木…
俺が誰と組もうが勝手だろ？
優花は俺がやりやすいから､信頼してるから頼んだんだ｡
お願いだから､これ以上関わらないでくれ｡
俺は高木が望むこと何もしてやれねぇ｡
だから…ごめんな｡｣

そう言ってひなたはあたしの手を握って歩き出した｡

『ひなた…？』

あたしは訳もわからないまま握られた手を見つめ呟いた｡