俺様ダーリン!?
ひなたは
「分かった。」
とだけ伝えすぐ部屋へ行った。

あたしと紗耶香は玄関に立ったままだった。

沈黙が続くなか、あたしが話し出した。

『外…行きません?』

あたしと紗耶香は外で話すことにした。

また沈黙が続く。

今度は紗耶香が話し出した。

「あの…
昨日はごめんなさい。
あんな事言って…。
昨日、歌が上手くないって言ったけどそれはないから。
あなたに嫉妬して言っちゃったの。
ごめんね。」

紗耶香はそう告げるとあたしに頭を下げた。

『さ…紗耶香さん!

気にしてないですから!
頭を上げてください。』

あたしは笑ってそう言った。

「ほんとに…ごめんね。」

『大丈夫ですよ!
あたし…練習あるんで行きますね。
あ!良かったら大会来てくださいね。』

そう言ってあたしは教室に向かった。

紗耶香は小さく
「ごめんなさい。
ありがとう…」
と呟いた。
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