俺様ダーリン!?

初喧嘩

遊園地から帰ってきたあの日。


あたしは部屋に入るなりベッドの上に泣き崩れた。

その日はそのまま眠りに落ちた。



次の日━━━

学校だというのに目が腫れている。
あたしは出来る限り腫れをなくし頑張って隠した。



職員室に入ると一番始めに一番会いたくなかった柏木先生に会った。

『おはようございます。』

あたしはそれだけを言って通りすぎた。

「ねぇ、桜木先生。



いつまでそうやって意地張るつもり?
拓哉が…ひなたの子なのは変わらないじゃない。


そんなに嫌なら別れたら?
その方がひなたにとってもいいんじゃないかしら?

ずっとウジウジ悩んでる彼女を隣になんて置いとけないでしょ。

ひなただって気にするわけだし。

あなたにとっても他の彼氏が合ってるかもよ?

そこら辺、よく考えたら?」

あたしは負けないつもりだった。

少し落ち着いてからちゃんと考えよう…と。
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