俺様ダーリン!?
では、聞いて下さい。』

あたしは歌い始めたとき懐かしさを感じた。

始めに歌ったのは前から作ってあった曲。
“キミに捧ぐ唄”
この曲は応援ソングとなっていた。

会場のお客さんも真剣に聞いてくれていた。

「次の曲はMusic Festivalで歌った曲です。
とても、思い入れが強く皆さんの心に届けば…と思いながら練習してきました。
どうぞ、聞いて下さい。」


あたしはどうか、この歌詞の、この曲の思いが伝わるように歌った。

歌い終わったあと客席からは大きな拍手が鳴り響く。

あたしは素直に嬉しかった。

『次で…
最後になります。
この日のために作ってきました。
皆さんが悩んだとき、挫けそうになったとき、この曲を聞いて元気になればいいなと思って作った曲です。
聞いて下さい、“向日葵”』

“見上げれば青い空
果てしなく続く空

キミといる場所は違うけど同じ空の下で繋がってるんだよ

1人じゃない
ぼくが居るから
見守ってるから━━━”

サビに入ると泣いている人がいた。


歌い終わり挨拶をする。
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