俺様ダーリン!?
「しゃーねぇな。
俺がおまじないしてやるよ。」

そう言ってひなたはあたしの腕を引っ張り口元にキスをした。

「ね♪
これで少しは落ち着いたでしょ?」

『ば、ばかっ!!
ここ、学校っ!!』

「まぁ、終わったことは気にすんな♪」

そんな会話をしていると先生が呼びに来た。

「桜木先生、渡辺さん、お願いします。」

『「はい。」』

あたし達は舞台の上で準備をする。

「最後になったけど…
自分たちが描いた未来、
叶うように頑張れよっ。

俺たちはここにいるから、
お前たちを見守ってるから。
だから1人じゃない。
迷ったり、何かあればいつでも来いよ!!」

最後の先生がはけたあと、
学年主任が出てきた。

「最後に、俺たちからのプレゼント!!」

その瞬間、会場の照明が落ち音楽と共に幕が開いた。

あたしとひなたは音楽に合わせて舞台上に立った。
生徒たちは一斉に立ち上がる。
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