俺様ダーリン!?
「準グランプリおめでと!
見てたよ〜!!
すごかったよ★
練習より良かったし♪
お疲れ!!」

先生の言葉にあたしもひなたも嬉しくなった。

『先生のおかげです。
本当にありがとうございました!!』

あたしとひなたは精一杯お礼を言った。

本当に嬉しかったんだ。
初めての大会で準グランプリ。
今でも夢みたいだもんね。

あたしとひなたは挨拶が終わったあと、また新しい曲に挑戦するために練習しに行った。

『ねぇ、ひなたっ、
次はどんなやつ練習するー?

……
ひなた?』

「……

えっ、あ…

ごめん。

何?」

『どーしたの!?』

「いや、何もだよ!
大丈夫。
ごめんなっ。」

変なひなた…。
まあ大丈夫って言ってるしいっか…。

あたしはこの時、気にもとめなかった。
だけど今、思えばひなたはこの時から様子が変だったね。

あたしがもう少し早く…
気づいていれば今と違う未来だったのかな?
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