おひとりさま
プロローグ
別に、どこでもよかったんだ。
一人になれる場所なら。
小さな沿線の最後の駅から、少し歩くと、海があった。
元々小さな沿線の途中に実家がある自分は、よく海を見に行った。
ただ、波音を聴いて、ぼーっとする。
その間だけ、心が軽くなった。
小学校、中学校時代は、周りの馴染むことができず、一人で本を読んでいた。
高校は、通信制の高校にした。
月二回ほど、学校に通うだけだったし、わずらわしい人間関係もなかった。
一人になれる場所なら。
小さな沿線の最後の駅から、少し歩くと、海があった。
元々小さな沿線の途中に実家がある自分は、よく海を見に行った。
ただ、波音を聴いて、ぼーっとする。
その間だけ、心が軽くなった。
小学校、中学校時代は、周りの馴染むことができず、一人で本を読んでいた。
高校は、通信制の高校にした。
月二回ほど、学校に通うだけだったし、わずらわしい人間関係もなかった。
< 1 / 8 >