俺のこと好きになってよ。
________________________
いつもより早く学校についた。
登校中もいつもとちがう人たち。
昇降口で靴を履き替えていたら、
「乃愛ちゃん、おはよう。」
うしろから声をかけられ、誰だかわかんなかったけど、おはよーって言いながら振り向いたら、遥ちゃんだった。
えーー。まだ、遥ちゃんが乃愛の前にでるのは早すぎるよ。タンマだよ。
「まだ、ホームルーム始まらないし、少し話せない?」
確実に嫌な予感しかしなかったけど、逃げちゃダメなんだ。
朝早く起きなきゃよかった。
ゆっくりうなづくと、遥ちゃんはあそこに行こと言い、指さした中庭のベンチの方へ行く。