俺のこと好きになってよ。


「よいしょっと」

乃愛が背伸びをして俺の頭に乃愛とおそろいの耳をつけてきた。


「は?なんで俺も。」

「乃愛だけつけててごめんね。さみしかったよね。さっき小出くんに勇人にもってもらったの!」

は?さみしい?


「まじ、小出許さねー。はずすし。」

「なんでよー!かわいいのにー。乃愛、勇人の猫耳好き!」


好き…

やばい。俺のことが好きって言われたわけじゃないのに破壊力…


「え?顔赤いけどどうしたの?」

「なんでもねーし。」

猫耳はとらないでおいた。



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