俺のこと好きになってよ。



「だめだから。」

そう言って俺は乃愛の肩を組んだ。


「え、乃愛ちゃんに彼氏?聞いてない!玲央!」


「付き合ってないよ!」

と、乃愛が言った。

地味に傷ついた。


「でも君、なんなの?乃愛のこと変な目で見てるわけじゃないよね?」

怜央が言った

すると乃愛は俺が肩に置いてた手を乃愛の手と繋がせた。


「勇人は、そんな人じゃないよ!
心配してくれてるのは嬉しいけど、そんな言い方ないじゃんか!」


「まあまあ、楽しくいこーよ!手なんか繋いじゃって、仲良しさんなんだね!」

ことの発端のこいつが言うか?


「俺もごめんね、誤解してたよ。
勇人くん?乃愛のことよろしくね。」

お前なんかによろしくされる筋合いねえしー。


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