俺のこと好きになってよ。


「遅れそうになっちゃった。ごめんね。危なかったー。」

「別に、許すし。」

かわいいから。

お前が好きだから。


「映画館いこーぜー!」

みやたが言った。


そして、みやたを先頭に、みやたの隣に鈴木。

その一歩うしろに俺らが歩いてる。


「梨沙とみやたくん。今日こそ付き合いだしそうだよね。」


俺はお前と付き合い出してーし。

まあ、今日は玲央というやらを思い出さないために来たんだけどな。


< 81 / 154 >

この作品をシェア

pagetop