ちょっと強引なキミ
ガラガラ


「みんな席につけー。」



担任になる人だろうか

爽やかな青年が入ってきて支持する




みんな今日が初日




緊張気味に席につく






そして運良く千夏と私は同じクラス


席は少々遠いけど








ってあれ?!






同じクラスのはずの酒井くんが居ない!





周りを見渡すけどやっぱり居ないわけで



私の後ろの席は空いている


もしかして…と思っていたら





ガラガラッ!




「先生セーフですかね???」



勢いよく前のドアを開けて
先生に訪ねる酒井くんが居た




「馬鹿健。アウトだわ。席つけ。1番後ろ」



「怒っちゃやーよ先生~」



どうやら先生とは知り合いらしい

だからと言って初日から遅刻は…









自分の席を探してる酒井くんと目が合う



何となく目を逸らした私を
気に止めず


酒井くんと言ったら、




「凛の後ろか。
ラッキー、神様が味方してくれてんな♪」



自分の席に鞄を置いて




「改めてよろしくなっ」


と耳の近くで声がした後
チュッと耳に唇の感触がした





『////!!!!???』




一気に熱くなった右耳を手で隠して
口をパクパク…




「ぶふぁっ!魚かよ(笑)」







もちろんそんな事してる私達には
物凄い視線…




女子は羨ましそうに見てるし
男子はニヤけてる





皆さん勘違いしないでくださいね…?





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