ちょっと強引なキミ
くしゃみをしたと同時に

信号が青に変わって歩き始める私に



「ねー!!これ落としたよ!」


と声がかけられた



振り向くと綺麗な黒髪をカールさせた
真っ白な肌の美男子…



うわぁ。。肌綺麗だしこんな綺麗な顔の
男の子ってこの世に存在するんだ



そしてその男の手には
ポケットから落ちたであろう私のティッシュ




いや、、優しいのは分かったけど


別にティッシュくらい落ちてもねぇ…



今両手塞がってて受け取れないし





「あ、そうだよね!受け取れないよね!
ごめんね!袋入れとくね」



ってこれまた王子様?






『ありがとう…』


お礼をいってからまた私は歩き出した




もう会うことが無いだろうな。





「俺、お前のこと知ってる」





バイバイイケメンくん






っては?!







私が理由を聞く前に彼は姿を消していた
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