幸せ日和
「家出なんかしてどうした?」
日和を2階の仮眠室に連れて行き、事情を聞こうとするが、日和は先程から泣きじゃくり、話にならない。
未来は小さくため息をつき、しばらく日和を1人にさせようと、仮眠室を出ようとすると、
「……って、みっくん、待って!」
日和が未来を呼び止めた。
未来は、仮眠室の隣にある詰所まで行き、廊下に出て、異変がない事を確認すると、再び仮眠室に行き、日和の隣に座った。
「…わたし、双子なんだけど、双子の姉が、妊娠してて…、見ているのが嫌なの」
「なんでまた」
「わたし、高校の時に、中絶してるの。
産んで育てる勇気がなくて、自分が決めた事なんだけど…」
日和は未来に、高校時代、妊娠した事、彼氏に妊娠を告げると殺されそうになった事、親友・さやかが、日和を庇い、刺された事、日頃から暴力を受けていて、そんな人の子どもを育てる自信がなく、中絶した事など、全てを未来に話した。
日和を2階の仮眠室に連れて行き、事情を聞こうとするが、日和は先程から泣きじゃくり、話にならない。
未来は小さくため息をつき、しばらく日和を1人にさせようと、仮眠室を出ようとすると、
「……って、みっくん、待って!」
日和が未来を呼び止めた。
未来は、仮眠室の隣にある詰所まで行き、廊下に出て、異変がない事を確認すると、再び仮眠室に行き、日和の隣に座った。
「…わたし、双子なんだけど、双子の姉が、妊娠してて…、見ているのが嫌なの」
「なんでまた」
「わたし、高校の時に、中絶してるの。
産んで育てる勇気がなくて、自分が決めた事なんだけど…」
日和は未来に、高校時代、妊娠した事、彼氏に妊娠を告げると殺されそうになった事、親友・さやかが、日和を庇い、刺された事、日頃から暴力を受けていて、そんな人の子どもを育てる自信がなく、中絶した事など、全てを未来に話した。