幸せ日和
愛される喜び
‐「わ~、海だあ♪」
先程までの憂鬱な表情から打って変わり、日和(ひより)は車内の窓から見える海に興奮気味だ。
「無理してついて来なくも良かったのに…」
未来(みく)があきれたように呟く。
「やだよ!
みっくんがいない間、寂しいもん」
未来は毎年、夏になると、実家がある三重県志摩市に帰る。
今年も例年同様、1人で帰ろうとしたのだが、実家が志摩市と聞き、日和の目は輝いた。
『楽しいとこ、美味しい物、いっぱいじゃ~ん♪』
それを見たら、1人で行くなんて言えなくて、
『…一緒に行く?』
気付いたら日和に聞いていた。
『行く!!』
即答し、日和は早速、ガイド本を読み出した。
…にも関わらず、実際に行く日になると、『やっぱみっくんの家族にも会わなきないけない?』と急に憂鬱な表情を浮かべたのだ。
先程までの憂鬱な表情から打って変わり、日和(ひより)は車内の窓から見える海に興奮気味だ。
「無理してついて来なくも良かったのに…」
未来(みく)があきれたように呟く。
「やだよ!
みっくんがいない間、寂しいもん」
未来は毎年、夏になると、実家がある三重県志摩市に帰る。
今年も例年同様、1人で帰ろうとしたのだが、実家が志摩市と聞き、日和の目は輝いた。
『楽しいとこ、美味しい物、いっぱいじゃ~ん♪』
それを見たら、1人で行くなんて言えなくて、
『…一緒に行く?』
気付いたら日和に聞いていた。
『行く!!』
即答し、日和は早速、ガイド本を読み出した。
…にも関わらず、実際に行く日になると、『やっぱみっくんの家族にも会わなきないけない?』と急に憂鬱な表情を浮かべたのだ。