幸せ日和
「…もう俺、帰るわ」

「入江さん、友紀(ともき)とキスしてた。
やっぱり8歳も離れたオジサンより、同世代の方が…キャッ!」

我慢が出来ず、優花の頬を叩いた。

「ね?もう1回、エッチしよ?」

それなのに、ブレずに笑う優花に、恐怖に似たものを感じながら、未来は、日和も自分以外の男とキスをしたのだから、もういいかと自暴自棄に近い気持ちで、優花の服を脱がした。


-「……ごめん」

服を脱がすまではしたのだが、日和の顔がちらつき、勃起しなかった。

「日和は別の男とキスしたみたいだけど、でも、俺はそれでも日和が好きだし、日和を裏切る事は出来ない」

未来は、もう一度、優花に謝ると、優花の身体に服を掛けて、優花の家を出た。
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