幸せ日和
看護師は基本的に、1階の事務室にいる事が多く、介護が必要になれば、3階が勤務先になるので、男性職員と毎日、会う事もないし、看護師は、何かあった時の電話対応のみで、夜勤がないのも魅力的だった。
施設長に、ここで働きたいと伝え、念の為に持って来た履歴書を見せると、施設長はサッと見ただけで、採用にした。
翌日、2~3階の職員の前で、自己紹介をしなければならず、何も悪い事はしていないのに、日和は縮こまった。
「では、順番に皆も入江(いりえ)さんに、自己紹介をして」
施設長が言い、皆、自己紹介をしてくれた。
その場にいた人が皆、自己紹介を終えた時、
「あれ、未来(みく)ちゃんがいない」
彩音(あやね)がボソリと呟く。
すると、
「誰が未来ちゃんだ」
後ろから、施設長以外の男性が現れ、コツンッと彩音を小突いた。
施設長に、ここで働きたいと伝え、念の為に持って来た履歴書を見せると、施設長はサッと見ただけで、採用にした。
翌日、2~3階の職員の前で、自己紹介をしなければならず、何も悪い事はしていないのに、日和は縮こまった。
「では、順番に皆も入江(いりえ)さんに、自己紹介をして」
施設長が言い、皆、自己紹介をしてくれた。
その場にいた人が皆、自己紹介を終えた時、
「あれ、未来(みく)ちゃんがいない」
彩音(あやね)がボソリと呟く。
すると、
「誰が未来ちゃんだ」
後ろから、施設長以外の男性が現れ、コツンッと彩音を小突いた。