星にネガイゴト。
そう言うと
笑った君は、
「来年も再来年も
 ずっとここで星を見れたらいいね。」
なんて言うから。
なんか思わず泣きそうになって、
「“見れたらいいね”
 じゃなくて、“見よう”でしょ!」
そう言い返すと
愛おしそうにこっちを見て微笑んで、
「うん、来年も再来年も
 その先もずっと、絶対ここで星を見よう。」
約束!って小指を出す。
だからつられて、
私も小指を出した。
「絶対絶対約束だよ?」
この頃は何もかも信じていた。
そのくらいこの先の未来に不安なんか無くて
君とずっと、
これから先もずっと一緒だと思ってたんだ。

あんな事が起きるまでは。
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