星にネガイゴト。
君の彼女、夏希さんの話を聞き終わって
空を見上げた。
知っていた。
知っていた。
本当は君はこの世界に居ないこと。
確信はなかったけど
心のどこかで多分気づいていた。
だからあまり驚かなかった。
それより、
物語が悲しすぎて。
どうして、
どうしてこうなったんだろう、って。
彼女さんはきっと、すごい苦しかった。
君も苦しくて辛い思いをした。
きっと死んだことより
彼女を苦しませてる事の方が辛かった。
優しくて
相手のことを考えられる君だから。
だから、きっと彼女さんも
それが分かって苦しかった。
私なんか入る隙がないくらい、
今も、多分これから先もずっと、
愛し合っている。
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