星にネガイゴト。

ただあまりにも君が
可哀想に思えた。
だから。

「…会わないようにしても
 結局は会ってしまう運命
 だったんじゃないですか。」

どう足掻いても変わらない運命。
そうだったなら後悔する必要もなく
しょうがないか、ってなるんじゃないか。
私の出来る限りの精一杯の慰めを、
君は優しく受け止めて。

「…そうだね。そうだったのかもしれないね。」

綺麗に笑って
初めて私を正面から見つめる。

「君は優しいね。」

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