君が見せてくれた、私の世界
翌日。
朝に目を覚まして、先生の診察を受けて。
ごろごろとしていたら、コンコンとドアがノックされた。
…誰だろう。
「はーい…どうぞ。」
「想世架ちゃん。」
ノックと共に顔を見せてくれたのは、昨日会ったばかりの直央くん。
ひらひらと手を振りながら、笑ってくれる。
カラカラと点滴を引きながら、私のベッドの近くのパイプ椅子に腰掛けた。
「おはよう、今日は曇りみたいだね。」
「え、そうなの?
今は晴れてるけど…。」
「うん。
午後から曇って夜には雨になるみたい。
……雨は嫌い?」
「ううん。
嫌いじゃないよ。」
むしろ雨は好き。
小さい頃、新しい傘を買ってもらって雨が降る日を楽しみにしていたのを思い出すから。
わくわくしながら、雨が降る日を待ってた。
太陽が差し込む病室で、直央くんが淹れてくれた紅茶を飲みながら時間を過ごす。
いつも飲んでるやつなのに、直央くんが淹れてくれるといつもより美味しく感じる。
朝に目を覚まして、先生の診察を受けて。
ごろごろとしていたら、コンコンとドアがノックされた。
…誰だろう。
「はーい…どうぞ。」
「想世架ちゃん。」
ノックと共に顔を見せてくれたのは、昨日会ったばかりの直央くん。
ひらひらと手を振りながら、笑ってくれる。
カラカラと点滴を引きながら、私のベッドの近くのパイプ椅子に腰掛けた。
「おはよう、今日は曇りみたいだね。」
「え、そうなの?
今は晴れてるけど…。」
「うん。
午後から曇って夜には雨になるみたい。
……雨は嫌い?」
「ううん。
嫌いじゃないよ。」
むしろ雨は好き。
小さい頃、新しい傘を買ってもらって雨が降る日を楽しみにしていたのを思い出すから。
わくわくしながら、雨が降る日を待ってた。
太陽が差し込む病室で、直央くんが淹れてくれた紅茶を飲みながら時間を過ごす。
いつも飲んでるやつなのに、直央くんが淹れてくれるといつもより美味しく感じる。