君が見せてくれた、私の世界
嫉妬
直央くんと過ごすようになって、
しばらくが経ったある日。
今じゃ、暇さえあればお互いの病室を行き来するくらいの仲になっていた。
でも、直央くんと過ごせば過ごすほど、それと比例するように。
……千暁との時間は、無くなっていった。
千暁がお見舞いに来てくれるのも、ほとんど無くなってて電話やメールも途切れ途切れ。
メールが来ても、私の体調が悪かったり…千暁の都合がつかなかったり。
3日に1回、でもいいほどのペースになっていた。
「そーよちゃん。」
「わっ、直央くん!いらっしゃい!」
「あ、今日も紅茶淹れてくれたんだね。」
「うん。
今日は、この前直央くんがくれたティーバッグで淹れたの。」
「お湯沸かすの大変じゃなかった?
言ってくれれば、俺がやるのに。」
「いいの!たまには私にもやらせて?」
「そよちゃんがそう言うなら…。」
なんて渋々と言った顔で、パイプ椅子に座る直央くん。
ちょっと過保護なところがあるんだよね…。
そこまでしなくても大丈夫なのに。
しばらくが経ったある日。
今じゃ、暇さえあればお互いの病室を行き来するくらいの仲になっていた。
でも、直央くんと過ごせば過ごすほど、それと比例するように。
……千暁との時間は、無くなっていった。
千暁がお見舞いに来てくれるのも、ほとんど無くなってて電話やメールも途切れ途切れ。
メールが来ても、私の体調が悪かったり…千暁の都合がつかなかったり。
3日に1回、でもいいほどのペースになっていた。
「そーよちゃん。」
「わっ、直央くん!いらっしゃい!」
「あ、今日も紅茶淹れてくれたんだね。」
「うん。
今日は、この前直央くんがくれたティーバッグで淹れたの。」
「お湯沸かすの大変じゃなかった?
言ってくれれば、俺がやるのに。」
「いいの!たまには私にもやらせて?」
「そよちゃんがそう言うなら…。」
なんて渋々と言った顔で、パイプ椅子に座る直央くん。
ちょっと過保護なところがあるんだよね…。
そこまでしなくても大丈夫なのに。