君が見せてくれた、私の世界
「あ!
昨日ね、ママがお菓子持ってきてくれたの。
食べる?」
「いいの?」
「うん!」
直央くんと話すようになってから、不思議と体調も良くなってきていた。
だから、差し入れのお菓子だって食べてもいいって九条先生からの許可も降りた。
もう、退院なんて望まないけど…このまま体調が良くなってくれたらいいと思う。
「わ、これ美味しいね。」
「ほんとっ!?
ママの好きなケーキ屋さんのクッキーなの。
今度、直央くんの分もママに頼んでおくね。」
「ありがとう〜!」
美味しい、と喜んでくれる直央くんを見て私も嬉しくなる。
大人びてるのに、こういうところは子どもっぽいんだなぁ…。
「そういえば、そよちゃんのお母さんに会ったことないなぁ…俺。」
「あ、そういえばそうだね。
タイミングがあったら紹介するね。」
「うん。ぜひ。
こんなに美味しいクッキー持ってきてくれるお母さんに会ってみたい。
それだったら、今度うちの妹にも会ってあげて。」
「妹さんいるの?」
「うん。
今、小3だから可愛いよ。」
「わぁ、会ってみたい!」
一人っ子の私にとって、年下の女の子なんてほとんど接する機会が無い。
楽しみだなぁ…。
昨日ね、ママがお菓子持ってきてくれたの。
食べる?」
「いいの?」
「うん!」
直央くんと話すようになってから、不思議と体調も良くなってきていた。
だから、差し入れのお菓子だって食べてもいいって九条先生からの許可も降りた。
もう、退院なんて望まないけど…このまま体調が良くなってくれたらいいと思う。
「わ、これ美味しいね。」
「ほんとっ!?
ママの好きなケーキ屋さんのクッキーなの。
今度、直央くんの分もママに頼んでおくね。」
「ありがとう〜!」
美味しい、と喜んでくれる直央くんを見て私も嬉しくなる。
大人びてるのに、こういうところは子どもっぽいんだなぁ…。
「そういえば、そよちゃんのお母さんに会ったことないなぁ…俺。」
「あ、そういえばそうだね。
タイミングがあったら紹介するね。」
「うん。ぜひ。
こんなに美味しいクッキー持ってきてくれるお母さんに会ってみたい。
それだったら、今度うちの妹にも会ってあげて。」
「妹さんいるの?」
「うん。
今、小3だから可愛いよ。」
「わぁ、会ってみたい!」
一人っ子の私にとって、年下の女の子なんてほとんど接する機会が無い。
楽しみだなぁ…。