君が見せてくれた、私の世界
最初は慣れなかった男性病棟。
今では、少しだけだけど慣れた。
それでもやっぱり、少しだけドキドキしながら…長い廊下を進んでいく。
直央くんの病室の前で深呼吸をしてから、軽く扉をノックした。
はーい、と中から声がしたのを確認してからそっと入った。
「そよちゃん…!?」
「きゅ、急に来てごめんなさい…。」
びっくりした顔の直央くん。
急に来たから、驚かせちゃったよね…。
それでも、快く招き入れてくれた。
「嬉しかった、そよちゃんから来てくれて。」
「そんな、こと…。」
「ううん、嬉しかったよ。」
前に比べて、痩せたように見える。
やっぱり体調悪いんだ…。
どうしよう、早く帰った方がいいかな。
体調悪い時にあんまり話されると、聞いてるだけでも辛いんだよね…。
「そよちゃん…元気ない?」
「あ、ううん…そんなこと、ないの…。
ただ直央くんの迷惑になってたらって…。」
「あははっ…。
大丈夫だよ。
確かに、前に比べたら元気じゃないけど今でも充分元気だから。
心配してくれてありがとうね。」
そう笑っていても、辛そうだよ…。
辛そうに見えちゃうよ…。
今では、少しだけだけど慣れた。
それでもやっぱり、少しだけドキドキしながら…長い廊下を進んでいく。
直央くんの病室の前で深呼吸をしてから、軽く扉をノックした。
はーい、と中から声がしたのを確認してからそっと入った。
「そよちゃん…!?」
「きゅ、急に来てごめんなさい…。」
びっくりした顔の直央くん。
急に来たから、驚かせちゃったよね…。
それでも、快く招き入れてくれた。
「嬉しかった、そよちゃんから来てくれて。」
「そんな、こと…。」
「ううん、嬉しかったよ。」
前に比べて、痩せたように見える。
やっぱり体調悪いんだ…。
どうしよう、早く帰った方がいいかな。
体調悪い時にあんまり話されると、聞いてるだけでも辛いんだよね…。
「そよちゃん…元気ない?」
「あ、ううん…そんなこと、ないの…。
ただ直央くんの迷惑になってたらって…。」
「あははっ…。
大丈夫だよ。
確かに、前に比べたら元気じゃないけど今でも充分元気だから。
心配してくれてありがとうね。」
そう笑っていても、辛そうだよ…。
辛そうに見えちゃうよ…。