君が見せてくれた、私の世界
課題を済ませて、想世架のところに行く。
その繰り返しの日々を過ごしていた俺。
それも、今日で終わり。
課題データを提出したから、明日からは想世架のところに朝から行ける。
「想世架、おはよう。」
「……お、…は……ょ…。」
「今日は雪がちらついてた。
積もらないといいけどな…。」
「……そ、う……。」
話すのが辛いのか、呂律の回っていない想世架。
最近、こういうことが多くなった。
目も虚ろな時がある。
「想世架…苦しいのか?」
「……ううん…。」
そう聞くと、必ず想世架は首を横に振ってから。
優しく微笑む。
苦しくない、大丈夫だと言いたげに。
「元気になったら、桜の前に…雪遊びでもするか。
雪だるまでも雪うさぎでも…なんでも作ってやるよ。」
「……うさ、ぎ……。」
「うさぎか。
可愛く作れるように練習しとくな。」
俺が笑えば、想世架も笑ってくれる。
頭を撫でれば、嬉しそうに笑う。
キスを落とせば、恥ずかしそうにする。
……まだ、感情だって生きてる。
死なせない。
想世架は…死んだりしない。
その繰り返しの日々を過ごしていた俺。
それも、今日で終わり。
課題データを提出したから、明日からは想世架のところに朝から行ける。
「想世架、おはよう。」
「……お、…は……ょ…。」
「今日は雪がちらついてた。
積もらないといいけどな…。」
「……そ、う……。」
話すのが辛いのか、呂律の回っていない想世架。
最近、こういうことが多くなった。
目も虚ろな時がある。
「想世架…苦しいのか?」
「……ううん…。」
そう聞くと、必ず想世架は首を横に振ってから。
優しく微笑む。
苦しくない、大丈夫だと言いたげに。
「元気になったら、桜の前に…雪遊びでもするか。
雪だるまでも雪うさぎでも…なんでも作ってやるよ。」
「……うさ、ぎ……。」
「うさぎか。
可愛く作れるように練習しとくな。」
俺が笑えば、想世架も笑ってくれる。
頭を撫でれば、嬉しそうに笑う。
キスを落とせば、恥ずかしそうにする。
……まだ、感情だって生きてる。
死なせない。
想世架は…死んだりしない。