君が見せてくれた、私の世界
「言ってやってよ紗綾!
想世架ったら、自分が男子に人気あること全然気がついてないんだよー?
そこも可愛いけどさ…。」


「きっと想世架ちゃんは、鈍感さんなのかもしれないね。
大丈夫だよ想世架ちゃん。」


「え、え…?」



2人の話してる内容が分からなくて、戸惑いながらお弁当を食べていたら。


気がつくと、GWの話題になっていた。



「想世架は?
GWの予定なにかある?」


「ううん…。特にないけど…。」


「ならいいじゃん!
みんなで遊びに行こうよ!」


「あ、いいねー!」



…えっ…!?


みんなで遊びに行く…?


私、絶対無理だよ…?行けないよ…?



「想世架どこ行きたいー?」


「想世架ちゃんが行きたいところ行こうね。
どこでもいいよ?」


「想世架でも楽しめるところがいいよね〜。
どっかないか調べてみるよ。」



縁寿ちゃんはスマホで調べ始めてるし、紗綾ちゃんは楽しそうに笑ってるし。


…言い出せない……。





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